第27回「孤立ドラ役牌の扱い方」
こんにちは、ヨーテルです。
本日は「孤立ドラ役牌の扱い方」というテーマでお話していきたいと思います。

皆さん、ドラの役牌が1枚あるときっていっつも難しくないですか?
例えば配牌が上図だったとして、役牌のドラが孤立で1枚。なんかこれ扱いづらいなみたいな。
もちろん自分が重ねればすごい強いんですけど、だからこそなかなか切れずに中盤に差し掛かってしまって、ドラ以外のところでちょっと手牌は整ってきたんだけど、なんか切るタイミング逃しちゃったな、みたいな。よくありますよね。
今回はそんなくせ者の孤立ドラ役牌について解説していきたいと思います。
まず、孤立ドラ役牌はどういった特徴があるのかというのについて説明します。
さっきも言った通り、重ねられれば強いので、孤立ドラ役牌というのはまあまあ強力な武器ではあります。
しかし、皆さん知っての通りこの武器は諸刃の剣で、切って誰かにポンされてしまえば、その人のアガリが満貫なのが確定してしまいます。ポンで済むならまだいいですが、切り遅れるとロンって言われて痛い失点をすることもあります。七対子のドラ単騎のダマテンとか、よく見ますよね。
ですのでこの孤立ドラ役牌はいつ切るかというのが非常に大切になります。
いつ切るかというタイミングはちゃんと基準を持ってないと、毎回毎回ドラ役牌が孤立してるときにいつ切ろうかな~、って迷ってしまい、結局モヤモヤした気持ちを抱えながら切ったり切らなかったりすることになってしまいます。
迷わないためには、ドラ役牌を切る基準を自分の中に作ることがとても大切になります。切るときはここで切るのが正しいと自信を持ったうえで切ると。
ではそのドラ役牌、どんな基準で切ったらいいのかというと、これはすごくざっくりとした基準でいいと思っていて、
【手牌にドラ以外の強い武器があるなら切る】、ないなら切らない。これが基本になります。
聞いただけだとイメージしづらいと思うので、ここからは実際の牌姿を見ながら解説していきたいと思います。

ではこちらの牌姿をご覧ください。配牌なんですけど、まあ相当悪い部類の配牌だと思います。
ただドラは1枚あるんで、これを重ねれば強力な武器として使えます。
ですがドラ以外の部分なんですが、残念ながらこの手はドラを切ったとしても他に強い武器がありません。
愚形ばかりでアガり辛いですし、仮にアガれたとしてもドラがないと相当安くなってしまいそうですね。もちろんこの後何をツモって来るかはわからないんで、もしかしたらソーズで一気通貫とか、678の三色とかで高くなる可能性もないわけではないですけど、まあ可能性としては相当低いと。
となるとこの手、
切っちゃうともう武器を1個も持ってない状態になっちゃいます。
正直この
も1枚あったって使いづらいし、そんなに強い武器ではないんですけど、それでも武器がないよりはマシです。
まあRPGの最初の方をイメージしてもらうとわかりやすいんですけど、最初ヒノキの棒とかで戦うじゃないですか。でもヒノキの棒なんて全然強くないと。自分勇者なのにヒノキの棒なんて使いたくないよ、ってなるんですけど、現実問題ヒノキの棒しか手に入らないならもうヒノキの棒で戦うしかないですよね。
それと同じで、武器なしはマズいからしぶしぶこのドラの
、こいつを武器にして戦うかみたいな感じで進めていきます。
となったときに、ドラの
は唯一の武器なんで切れません。ではこの手から何を切ればいいのかという話なんですが、ここで皆さんに1つ注意点があります!
それは、こういう手から字牌を安易に切らないでください!
逆に言えば、字牌以外ならそれっぽいの切っておけば大体何でも切っていいです。
この手って結局ドラが重ならない限り勝負にならないんですよ。つまり、ある程度守備も考えとかないと、相手から攻められたときに安全牌がなくて大変なことになります。

よくありがちなのが、ここからドラだけは残すんだけど、それ以外の字牌をバンバン切っちゃって、中盤過ぎにこんな形になってる人。これは相当不安定で危ない形です。
相手からリーチを受けたとき、まずドラは切れなくて、数牌から安全牌を探す作業が始まるんで、降りきれないことも結構あります。

だったらこんな感じに安全牌となる字牌を残して、ドラが重なったときだけ攻めれるように形を決めていたほうがよっぽど安定すると思います。
今回はドラ以外の字牌は安全牌っていうざっくりとした仮定で話してるので、実際に字牌が安全な捨て牌かどうかというのはちゃんと見ておいて、その上で安全牌を残そう、という感じがいいんじゃないかと思います。
続いてこちらの配牌。こちらもドラが1枚浮いてますが、どう進めていきましょうか。

まあ結論から言うと、これは第1打でドラを切りましょうっていう話になります。
その理由が大事で、この手はドラという武器も確かにあるんですけど、それ以外にも数牌でタンヤオ・平和・赤などの強力な武器があります。
ドラの役牌以外に強力な武器がある場合は、ドラを切ってしまいましょう。
もちろん、ドラを重ねたらもっと打点が高くなるじゃないか!というのもそうなんですけど、それはほかの人も同じなんです。
例えとして、さっきみたいな悪い手の中にドラが1枚みたいなのを持ってる人がいるとしましょう。
自分はもうすでにタンヤオ・ピンフ・赤という強力な武器があるので、RPGのレベルで言うと10くらいの強さをすでに持っているわけです。
逆に悪い手の人はドラ以外武器がないので、まだレベル1の状態です。
ではそんな状態で自分にドラが重なったとすると、自分の手はレベル10から12くらいにレベルアップします。
でも逆に相手がドラを重ねてしまうと、相手のレベルが一気に1から10にアップしちゃいます。なんか今まですごい雑魚だと思って気にも留めてなかった奴が、急に自分と同じ立場まで上り詰めてくるわけです。
つまり、自分がドラを重ねるよりも、相手がドラを重ねることの効果のほうが圧倒的に大きいわけです。
なので、自分にドラ以外の武器があるときはドラを早く処理してしまい、たとえ相手がドラを重ねてももうポンできないよ、という状態にさせておくのが大切です。そうしないと悪い手の奴に下克上されて、せっかくの武器が生かせなくなってしまうんで、注意しましょう。
ですが、これは配牌時点での話です。ここからは中盤にドラ役牌が孤立してるときの例についてもお話していきます。

この手ってもう既にメンタンピンという強力な武器があるので、自分がドラを重ねても大しておいしくないと。
そしてさらに中盤すぎると、やはりほかの人が攻めてくるじゃないですか。相手からのリーチがかかったときに、ドラが浮いた1シャンテンだとちょっと押し返しづらいですよね。
例えば1発目に通ってない牌を引いてきて、1発目にドラを勝負するのか、はたまた引いてきた無筋をそのまま切るのか、となり、結局どちらも切れずに降りることになってしまうというのもあるんで、だったら先にドラを切っておけば全然勝負できたじゃんっていうので僕は安全牌を残してドラを切るのがいいのかなと思います。
では、もしドラポンされたらそこの捨て牌を見て対応を考えましょう。その時の自分は安全牌が1枚ある状態でできるので、ドラを残した状態でリーチを受けるよりかは、結構楽に押し引き判断ができると思います。

この手、
で、これについても僕はドラの
なので「ドラ以外に強力な武器があるときはドラを切りましょう」という基準でいけばこの手はドラを切って、満貫を最大限あがりやすくするというのがいいのではないかなと思います。
あとはさっきのタンピンの牌姿でもありましたが、相手からリーチが来たときにドラが浮いてるとどうにも戦いづらいので、戦いやすさを確保するという意味でもドラ切りが優れるんじゃないかなと思います。
ホンイツなのにドラ役牌切るって結構抵抗あると思うんですが、かなりアガりに近づくのでぜひやってみてください。
もちろんドラを重ねれば跳満以上の点数も見えてくるので、南場で点数がなくて、跳満以上が必要なんだ!みたいなときは全然ドラを残しても大丈夫です。むしろその場合はドラをちゃんと残しましょう、となるので、そこは点数によって使い分けてください。
はい、というわけで今回は孤立ドラ役牌について解説させていただきました。
いろいろ例を紹介しましたが、結局最後まで一貫してこの基準、「手牌にドラ以外の強い武器があるなら切る。ないなら切らない。」
この基準に沿った選択をしていれば、自信をもってドラを切ったり切らなかったりという判断ができるんじゃないかなと思います。
迷うとわけわかんないことしちゃうので、ぜひ選択に自信をもって打てるようになってみてください。