第16回「チャンタ」の上手な使い方

第16回「チャンタ」の上手な使い方

こんにちは、ヨーテルです。
今回はチャンタの上手な使い方というテーマでお話していきたいと思います。

みなさん、「チャンタ」好きですか?

偏見だったら申し訳ないんですが、正直嫌いって人の方が多いような気がしてます。
まあわかります。特に現代の赤ドラありの麻雀だと赤は使えないし、そのくせ安いしでどうにも使いづらいですよね。

ただそんなチャンタも、うまく使いこなせば強力な武器になります。

よく格闘ゲームなんかで誰も使ってないような弱いキャラを使って大会を勝ち抜くとんでもない奴がいたりしますが、チャンタをうまく使えるとそういう人の気分が味わえます。非常に気持ちいいです。

というわけで早速本題に入っていきましょう。

まず皆さんにチャンタに対する認識を改めてもらいます。
皆さん、チャンタのことを2ハン役だと思ってませんか?
鳴くと1ハン役に下がるみたいな。この認識を今日から変えましょう。

チャンタは、1ハン役です。
たまたまメンゼンでアガったときだけ2ハンになる。こういう認識をしてください。

なぜかというと、チャンタっていう役はそもそもメンゼンでテンパイしないんですよ。
基本的に、チャンタは鳴いてアガる役です。僕もほぼ毎日麻雀打ってますが、メンゼンのチャンタをアガるのなんて半年に1回あるかどうかです。
ちょっと大げさかもしれないけど、それくらい記憶にないです。

なのでこのコラムではチャンタは1ハン役、この認識を持ってもらって、鳴いたチャンタのうまい使い方を解説していきます。

チャンタの狙い時①チャンタ以外に役がない

ではチャンタを狙うのはどういう時か。
その1、チャンタ以外に役がない。例えばこういう手牌。

親番です。ドラのがアンコで入っています。

ドラ3あるのでどうしてもアガりたい。ただ現状愚形が多くて全然テンパイしなそうです。そういう時に、チャンタが役に立ちます。

上家からが出ました。これをチーしておいて、チャンタ狙いでカンを払っていきます。そうするとこの形ですね。
まだメンツ候補が1つ足りないんですけど、にくっつけるか、を重ねるか、あとはをポンして単騎待ちにするか、いずれかで形を作ることができます。

少なくともさっきの、メンゼンでツモってくるのをただ待ってるよりかは早くテンパイできることが多いです。鳴いても役があるというメリット、存分に享受していきましょう。

ただし、これには注意が必要です。

(ドラ:)

さっきのはドラが3枚あったんで満貫で勝負手だったんですが、あんなのは言ってみればレアケースで、実際はドラが1枚もなくて鳴いてもチャンタのみみたいなときが多いです。

そういう時、こういう手配でチャンタのみで鳴いていくのはどうなのかというと、僕はあまりお勧めしません。これは遠くて安い仕掛けになってしまうからです。

遠くて安い仕掛けは、守備力が低いのにアガり率も低い、かなり苦しい手牌になってしまいます。

こういう場合、最終的にリャンメンで待てるのであれば、最悪相手からリーチが入ってめくりあいになってもそこそこの勝率が見込めます。

ただ、チャンタってリャンメン待ちには絶対にならないんですよ。

この牌姿も一応の部分がありますけど、チャンタにしてしまったらでしかアガれないんで、テンパイしたら全部愚形なんです。

そんな状態で相手のリーチを受け、自分は1000点で大したリターンはありません。愚形だから勝率も低いです。これは地獄じゃないですか?

こんな地獄になるくらいなら、最初から鳴かずに降りてたほうがまだましなように思えます。全員競っててアガればトップとか、そういう状況じゃない限り鳴かないほうがいいのではないかと思います。

ただそれでもチャンタのみでほかの人の手を蹴ることに興味がありますって物好きな人のために、もう少しだけ深堀りしたいと思います。

鳴きチャンタ、残念ながら打点もアガり率も低いんですが、ひとつだけいいところがあって、安パイを持とうと思えば持てるところなんですよね。

なので、安パイを持ちつつ進行して、相手からリーチ来る前にアガれればラッキー、リーチきちゃったら降りよう、というのはありです。

例えばさっきのこれだと、は安パイ候補です。なので、ここからチャンタのみで鳴いていくんですけど、だけは鳴かずに安パイで取っておき、以外のところを鳴いて作っていくみたいなそういう進行をしていくのはありです。

まあ具体的な基準を作るなら、全員に対して安パイ3枚を常に持っておく。このくらいあれば鳴いても大丈夫かなと思います。

だからこれだと、2枚が安パイで、あとは河を見て、1とか9とかの牌が安パイになってることも多いと思うんで、それで行けそうなら仕掛けるみたいな感じです。

ただ一つ問題があって、この仕掛けは非常に難しいです。リターンがほぼないのにリスクだけ取ってるんで、もう綱渡りなんですよ。ゆえに上級者向けです。

うまくさばける自信のない人は、やらないのが賢明だと思います。僕も綱から落ちたくないんで、あんまりやりません。

チャンタの狙い時②満貫への最後の1役

皆さん鳴いて3900とかよくアガると思います。役牌をポンしてドラ2枚で3900点とかね。

なんですけど、なんかちょっと寂しくないですか?いやまあ3900点、良いといえば良いんですよ、それなりの収入にはなります。ただ、あと1ハンあれば満貫だったのになぁみたいな。そんな気分になりませんか?

……あんまならないかもしれませんね。今のは後付けです。

ただそんな時に、チャンタという1役をつけることで満貫にできることがあります。そもそも満貫ってなかなかできないんですよ。だからこそ、これで満貫1回作れるかどうかはかなり大事になってきます。上級者はチャンタでの満貫作りが非常にうまいです。

では見ていきましょう。頻出するパターンは主にこの2つです。

①役牌+ドラ2+チャンタ
②役牌+ホンイツ+チャンタ

このコツなんですが、これはもう意識の問題で、チャンタにすれば満貫になるぞ!というのをちゃんと頭に入れておくのが大切です。

例えばこういう手牌。

(ドラ:)

をポンしていて、ここから切るところです。さあ何切りましょうか。
ドラがなので3900は確定していますね。この手牌、形上で一番いらないのはです。を切っておけば、を引いたときにリャンメンになります。

ただ、今回はチャンタが見えているので、ではなくのほうを切ります。これでさえ入ればほぼチャンタが確定します。 これで中・チャンタ・ドラドラのマンガンを目指していきます。

今回はチャンタの解説なのでを切ってわかりやすく答えが出せた方もいると思うんですが、実践ではとりあえず124は1切っておけばいいでしょ、という感じでつい1を切っちゃうことがあるので、注意してください。実戦でを切れてこそなので、ぜひチャンタを意識するというのを大事にしましょう。
ちなみにこれ、ドラがなので切りのチャンタ狙いとしてますが、もしドラがない1000点の仕掛けなら、切りでいいかなと思います。

チャンタをつけて1000点を2000点にしてもあんまり打点上がってないので、それならツモとかに対応して、アガりやすくしておきましょう。

続いて2番目の、ホンイツのケースについても例題を出したいと思います。

この牌姿、はオタ風で、オーラスの満貫条件としましょう。できればとをポンして役役ホンイツのマンガンを見たいところです。そこにが切られました。ポンしますか?

正解はポンです。

からポンすると役牌を2つ使うのは難しいかもしれません。ただ、それでもこの形、チャンタをつければマンガンにできます。

もう1つ役牌を鳴いて、最終的にこういう形のテンパイ形に持っていければマンガンになります。

オタ風からポンすると役牌を絞られちゃう、とかそういうのは考慮してないので、絞られそうだなって感じたときはスルーしてもいいかもしれませんね。そこは状況を見て判断してください。

もう一問いきましょう。

はオタ風です。つまり現状役牌・ホンイツのテンパイですね。かを切ればテンパイですが、どちらを切るのが良いでしょうか。

正解は切です。

は左右対称形なのでこれだけだと差がないんですけど、この牌姿だとやをチーしてからチャンタに変化させることができます。これで満貫ですね。

高目でチャンタがつくテンパイに

これは本当にチャンタを意識してないと見逃してしまう変化なので、気を付けてください。

何度も言いますが、一番大切なのはチャンタを意識することです。

元動画はこちら

前回コラム
第15回「ホンイツの使い方を徹底解説!」

コラムトップはこちら

関連記事

第29回「【完全版!】リャンメンカンチャンの扱い方」
ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB コラム・講座

ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB

第29回「【完全版!】リャンメンカンチャンの扱い方」

こんにちは、ヨーテルです。 本日は「【完全版!】リャンメンカンチャンの扱い方」。こういったテーマでお話していきたいと思います。 早速ですが、リャンメンカンチャンというのは こういう形のことを言います。 この形って、を引いたらを切ってメンツが2つ出来ますよね。ただこの形は以外にも、を引いてもを切ってメンツが2つ出来ます。なのでこの6枚でリャンメンの、カンチャンのカンの3種類を受け入れることが出来る、大変お得な形になってます。 リャンメン待ちとカンチャン待ちが複合しているので、それを合わせて「リャンメンカンチャン」と呼ばれているわけですね。 結構この形って、麻雀マニア界隈では有名な形なんです。なぜ有名かというと、知ってるだけでドヤれるから。 ドヤりたい人が広めるんですよね、この形。 かくいう僕もこの内容の動画を作った動機はドヤりたいという理由が半分くらいを占めてます。 なんかすごい発見をしたみたいに思えませんか?リャンメン待ちにカンチャンがくっついてるって、いかにも牌効率って感じの知識で興奮しますよね。 そんなリャンメンカンチャンなんですが、有名になってきたのはいい

By 麻雀界編集部
第28回「降り打ちを減らすコツ」
ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB コラム・講座

ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB

第28回「降り打ちを減らすコツ」

こんにちは、ヨーテルです。 本日は「降り打ちを減らすコツ」というテーマでお話していきたいと思います。 皆さん、“降り打ち”って経験ありますよね。 相手からリーチが入って、降りたいんだけど安全牌がなくて、一番通りそうな牌、例えばスジとかを切ったら放銃した経験…。 まあ、なんかすごい萎えますよね。自身は勝負する手ではないのに放銃してるんで、本当にバカバカしくなります。 今回はそんな降り打ちをできるだけ減らすためにどういった工夫ができるのか、というのを解説していきます。 ある程度の放銃はやむを得ない まず一番大事なこととして、降り打ちした瞬間の場面に関しては、基本もうどうしようもありません。 そもそも降り打ちするような状況というのはその時点でもう手牌に安パイはなく、それで一番安全そうな牌を切って振り込んだなら、それはもう避けられない放銃なわけです。なのでそこを反省してもしょうがないわけです。 もちろん、切った牌が本当に一番安全だったかというのは検討の余地はあるんですが、正直なところある程度打てる人であれば手詰まった時に切る牌というのは概ね一致します。一番安全でなくても2番手3

By 麻雀界編集部
第27回「孤立ドラ役牌の扱い方」
ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB コラム・講座

ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB

第27回「孤立ドラ役牌の扱い方」

こんにちは、ヨーテルです。 本日は「孤立ドラ役牌の扱い方」というテーマでお話していきたいと思います。 皆さん、ドラの役牌が1枚あるときっていっつも難しくないですか? 例えば配牌が上図だったとして、役牌のドラが孤立で1枚。なんかこれ扱いづらいなみたいな。 もちろん自分が重ねればすごい強いんですけど、だからこそなかなか切れずに中盤に差し掛かってしまって、ドラ以外のところでちょっと手牌は整ってきたんだけど、なんか切るタイミング逃しちゃったな、みたいな。よくありますよね。 今回はそんなくせ者の孤立ドラ役牌について解説していきたいと思います。 まず、孤立ドラ役牌はどういった特徴があるのかというのについて説明します。 さっきも言った通り、重ねられれば強いので、孤立ドラ役牌というのはまあまあ強力な武器ではあります。 しかし、皆さん知っての通りこの武器は諸刃の剣で、切って誰かにポンされてしまえば、その人のアガリが満貫なのが確定してしまいます。ポンで済むならまだいいですが、切り遅れるとロンって言われて痛い失点をすることもあります。七対子のドラ単騎のダマテンとか、よく見ますよね。 ですのでこ

By 麻雀界編集部
第26回「天鳳位がラス回避のコツを解説!」
ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB コラム・講座

ヨーテルチャンネルon 麻雀界.WEB

第26回「天鳳位がラス回避のコツを解説!」

こんにちは、ヨーテルです。 本日は「ラス回避ルール」の戦い方をお話していきたいと思います。 まず最初に「ラス回避ルール」ってどんなルールなの?というところから説明します。 ラス回避ルールというのは主にネット麻雀の天鳳や雀魂の段位戦で主に行われているルールで、ラスが1人で全員分のマイナスを背負う、というゲームになっています。 例として天鳳の鳳凰卓はトップで+90ポイント、2着で+45ポイント、3着は0でラスが▲135ptと、トップと2着のプラスを全部ラスが払う、という完全にババ抜きみたいなゲームシステムなのがラス回避ルールになります。 逆にMリーグのルールのようにトップが大きなプラスを得て、2着がほんの少しだけプラスで、3着は少しマイナス、4着がそこそこマイナスみたいなルールのことをトップ取りルールと呼んだりします。フリー雀荘とかだとこちらのルールが一般的に採用されていますね。 着順 天鳳(鳳凰卓) Mリーグルール 1着 +90 +50 2着 +45 +10 3着 ±0 ▲10 4着 ▲135 ▲30 皆さん普段どちらのルールを打つかというのは

By 麻雀界編集部

人気の記事