平和を祈念し麻雀で世界交流――「第4回世界ウエルネスマージャン大会 in広島」大会レポート

平和を祈念し麻雀で世界交流――「第4回世界ウエルネスマージャン大会 in広島」大会レポート

9月18日(木)に、広島県・平和記念公園内「広島国際会議場」にて「第4回世界ウエルネスマージャン大会 in広島」が開催された。

この「世界ウエルネスマージャン大会」は健康マージャンの理念を世界に広め、世代や国境を超えた交流を実現するべく、2019年に中国・成都で第1回大会が開催。コロナ禍を挟み2023年に第2回が成都で、2024年に第3回がアメリカ・ロサンゼルスで開催され、麻雀を通じた「健康」と「国際交流」の理念は大きく前進。

進化を遂げる大谷選手とともにアメリカに広がるウエルネスマージャンの輪 ~【第3回世界ウエルネスマージャン大会レポート】
ウエルネスマージャンが世界の人々を平和(ピンフ)に繫ぐ― 令和6年8月24日~25日、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス近郊のガーデナ市「New GardenHotel」において、『第3回世界ウェルネスマージャン大会』が開催された。 この大会は、世界ウエルネスマージャン連盟が主催し、日本ウエルネスマージャンフレイル予防協議会、日本健康麻将協会、健康麻将全国会、東京都麻雀業協同組合、リーチマージャンセントラル等の協力と、日本代表選手16名、アメリカ代表選手24名、中国代表選手4名の44名で開催された。 ウエルネスマージャンがアメリカに上陸! この大会は、世界的な課題である『高齢化問題』について、健康マージャンが解決策の一つとして有効であることを全世界に発信していこうと、一般財団法人日本ウエルネスマージャンフレイル予防協議会・田邊恵三会長が中心になって企画され、2019年に第1回大会、2023年に第2回大会が、中国・成都で開催され、日本、中国、アメリカ、フランス、パキスタンなどの国から選手が集まり成功を収めたが、今回は、より世界に健康マージャンのすばらしさを知ってもらうべく、

そして2025年9月18日、戦後80年という節目の中、「麻雀で世界平和を――」というキャッチコピーを掲げ「第4回世界ウエルネスマージャン大会」が広島にて歴史的開催。
初の日本での開催は、数ある都市の中で被爆地として世界に平和の重要性を訴え続けてきた広島が、麻雀で平和を訴える世界ウエルネスマージャン大会の舞台として極めて象徴的であり、本大会の趣旨に最も適した開催場所として選出された。
麻雀という頭脳競技が、広島の地で平和のメッセージを発信する――その構図は、まさに「ウエルネスマージャン」が麻雀の新たな可能性を世界に広めていく意義深い事であった。

◉各国代表が集う広島の舞台

この大会には、日本国内からの選抜選手のほか、中国、アメリカ、韓国からの海外選手計64名の国際色豊かな選手が出揃った。

開会式には、大会アンバサダーで健康マージャンの伝道師・井出洋介プロや、中国代表の張倹氏、アメリカ代表のKenji Baba氏、そして大会運営を担った広島の佐伯茂氏が登壇した。

井出洋介プロは開会の挨拶で

「ウエルネスマージャンが新たに目指すことは、国境を越えて世界中の人たちがマージャンを通じて交流し、その先にある平和を願うというものです。偶然にもマージャンにおけるピンフという手役、これを漢字で書けば『平和』なのです。ですので、今日は『平和』を狙いつつ勝負を楽しんで頂ければと思います」

と述べ、国際交流と健康マージャンの親和性を伝えた。

◉『平和』を象徴する特別ルールが設定!

大会はウエルネスマージャンルールで3半荘行われた。
「平和」をテーマにしたこの大会は、同一の漢字で書く麻雀の役「平和(ピンフ)」を象徴的に位置付けた特別ルール『ヤミテンの平和を2翻で扱う』こととし“平和をアガること”に特別な意義が込められたルールが設定。
さらに、このヤミテンの平和をアガった選手には1回ごとに“平和賞”が授与され、ヤミテンの平和をアガった回数も合わせて競われることに。最多受賞者には『平和大賞』として賞金50万円が贈られることとなった。

半荘の最中には会場のあちこちから「平和をアガりました!」と声が飛び、このイベントが競技大会ではなく、平和の祭典であり文化と交流の架け橋であることを強く印象づけるものとなった。

◉麻雀と世界平和がひとつに……

3回戦が終了し、結果、麻雀Youtuberのヨーテル氏が1855点で優勝、さらに平和賞も最多の10回獲得で、優勝・平和大賞のダブル受賞の快挙を成し遂げた。

(左)優勝のヨーテル氏、(右)プレゼンターの井出洋介プロ

各国の選手が平和のアガリを競い合いながら、互いの健闘を称えるシーンを見ると、本大会は単なる競技会ではなく、広島から世界に向けて「麻雀を通じた平和のメッセージ」を発信する場としてその役割を果たしたと言えるのではないだろうか。彼のような若手が国際の舞台で成果を上げることで、大会の理念が未来へと継承され、世代や国を超えて受け継がれていくことだろう。

「麻雀は決してギャンブルではない。頭脳スポーツであり、文化であり、平和の架け橋となり得る。」―本会は、その新しい可能性を見事体現したのではないだろうか。

成績表(上位10名)

順位 氏名 合計点数 平和回数
優勝 ヨーテル 1855 10
2位 石神 天縫 1688 4
3位 SHIN BYUNGHOO 1355 2
4位 紺野 正人 1325 7
5位 平野 紀昭 1275 3
6位 長濱 健治 1273 4
7位 中島 聡一郎 1240 6
8位 清水 勝法 1215 1
9位 田川 弘實 1200 0
10位 船木 清子 1200 3
左から、2位:石神天縫氏、優勝:ヨーテル氏、3位:SHIN BYUNGHOO氏、プレゼンターの井出洋介プロ

また、大会の後には懇親会も行われ、選手同士の親睦を深めたとともに、世界の選手は日本料理にも舌鼓を打った。

関連記事

フランス選手が初優勝!「第8回ヨーロッパ麻雀選手権 」スウェーデン・ウプサラで閉幕
国際

国際

フランス選手が初優勝!「第8回ヨーロッパ麻雀選手権 」スウェーデン・ウプサラで閉幕

7月2日(木)~5日(日)にかけて、第8回ヨーロッパ麻雀選手権(OEMC)がスウェーデン・ウプサラで開催された。大会には18か国から168名が参加し、3日間・全11回戦にわたる熱戦が繰り広げられた。 競技はヨーロッパ麻雀協会(EMA)が採用する麻雀競技規則(MCR)で実施され、個人戦と4人1組による団体戦が同時に行われた。 個人戦では、フランスのジョエル・ラツィマンドレシ選手が31.0ポイントで優勝。デンマークのティナ・クリステンセン選手が30.0ポイントで準優勝となり、3位にはイタリアのマルコ・モンテベッリ選手とオランダのマルセル・チョン=ア=サム選手が、合計ポイント(30.0)・ミニポイント(717)ともに並ぶ珍しい同率3位で入賞した。 日本からは、釘宮公人選手、釘宮百香里選手、鈴木寿佳子選手、三宅浩一選手の4人が日本チームとして出場し、三宅浩一選手が11位に入賞した。中国の李文龍選手、謝缙選手もそれぞれ7位、8位に入り、ヨーロッパ以外の選手として最高成績を収めた。 日本勢はこれまでも2005年の第1回大会から全てのヨーロッパ選手権に参加しており、これまで4度の優勝実績を持つ

By 麻雀界編集部
デンマークで伝統的大型大会が開催!「2026年デンマーク選手権」
国際

国際

デンマークで伝統的大型大会が開催!「2026年デンマーク選手権」

ヨーロッパの伝統的ロングゲームトーナメント「2026年デンマーク選手権」が開催 5月15日から17日にかけて、ヨーロッパ各地から選手がデンマークに集結し、3日間・全11回戦で行われる「2026デンマーク選手権」が開催された。 本大会は国際麻将(MCR)ルールを採用し、10か国から計56名が参加。会場となったデンマークの首都・コペンハーゲンでは、国際色豊かな雰囲気と北欧ならではの温かな空気が調和し、今季ヨーロッパ屈指の競争レベルを誇る大会となった。また、7月2日から5日にスウェーデン・ウプサラで開催される第8回ヨーロッパ麻将選手権に向けた絶好の前哨戦ともなった。 最後まで続いた激しい優勝争い 11回戦に及ぶ熱戦の末、イタリアのOmbretta Tassinari(オンブレッタ・タッシナーリ)選手が標準点32点、競技点838点を記録し、見事優勝を果たした。 メダル争いは最終局までもつれ込んだ。 スイスのThibaut Arnold(ティボー・アルノー)選手は標準点30点に加え、大会最高となる競技点1071点を記録して準優勝。 一方、安定した戦いぶりを貫いたスウェーデンのKse

By 麻雀界編集部
中国で競技麻将熱高まる 208人の選手が集結した「虎糾杯」盛殿国際麻将選手権
国際

国際

中国で競技麻将熱高まる 208人の選手が集結した「虎糾杯」盛殿国際麻将選手権

中国・福建省福州市の「福州金仕顿大酒店(Fuzhou Kingston Hotel)」にて、5月22日から24日までの3日間、「虎糾杯」盛殿国際麻将選手権が開催された。 福州市で全国規模の国際麻将大会が開かれるのは今回が初開催。国際麻将連盟」(MIL)中国区専門発展委員会の承認を受け、盛殿国際麻将運動協会が主催した本大会は「2026国際麻将グランドスラム(MCR)」シリーズの対象大会として実施され、上位64名にはグランドスラムポイントが付与。 累積ポイント上位者は、第4回中国麻将公開戦(CMO)の出場権獲得に大きく前進することから、全国のトップ選手が集う注目大会となった。 大会へは国内外10以上の団体から52チーム208名が参加し、団体戦と個人戦を組み合わせた競技方式で熱い戦いが展開された。 大会ルールには『中国麻将競賽規則(試行)』と『国際麻将(MCR)規則補充細則(試行・2025)』を採用。1~6回戦は同一団体と対戦しないように、かつ同じ選手との対戦を避ける組み合わせとし、7・8回戦はチーム順位に応じた組み合わせ、最終2局は個人順位戦へ移行するシステムが導入された。 団体戦と

By 麻雀界編集部
世界平和・麻雀文化を重慶から――第5回世界ウエルネスマージャン大会in重慶 開催決定!
国際

国際

世界平和・麻雀文化を重慶から――第5回世界ウエルネスマージャン大会in重慶 開催決定!

「第5回世界ウエルネスマージャン大会in重慶」が10月17日(土)18日(日)に開催されることが発表された。 この「世界ウエルネスマージャン大会」は健康マージャンの理念を世界に広め、世代や国境を超えた交流を実現するべく世界ウエルネス麻雀連盟が主催する大会で、前回は昨年9月に平和記念公園がある広島で開催。 平和を祈念し麻雀で世界交流――「第4回世界ウエルネスマージャン大会 in広島」大会レポート9月18日(木)に、広島県・平和記念公園内「広島国際会議場」にて「第4回世界ウエルネスマージャン大会 in広島」が開催された。 この「世界ウエルネスマージャン大会」は健康マージャンの理念を世界に広め、世代や国境を超えた交流を実現するべく、2019年に中国・成都で第1回大会が開催。コロナ禍を挟み2023年に第2回が成都で、2024年に第3回がアメリカ・ロサンゼルスで開催され、麻雀を通じた「健康」と「国際交流」の理念は大きく前進。 進化を遂げる大谷選手とともにアメリカに広がるウエルネスマージャンの輪 ~【第3回世界ウエルネスマージャン大会レポート】ウエルネスマージャンが世界の人々を平和(ピンフ)に

By 麻雀界編集部