デンマークで伝統的大型大会が開催!「2026年デンマーク選手権」

デンマークで伝統的大型大会が開催!「2026年デンマーク選手権」

ヨーロッパの伝統的ロングゲームトーナメント「2026年デンマーク選手権」が開催

5月15日から17日にかけて、ヨーロッパ各地から選手がデンマークに集結し、3日間・全11回戦で行われる「2026デンマーク選手権」が開催された。

本大会は国際麻将(MCR)ルールを採用し、10か国から計56名が参加。会場となったデンマークの首都・コペンハーゲンでは、国際色豊かな雰囲気と北欧ならではの温かな空気が調和し、今季ヨーロッパ屈指の競争レベルを誇る大会となった。また、7月2日から5日にスウェーデン・ウプサラで開催される第8回ヨーロッパ麻将選手権に向けた絶好の前哨戦ともなった。

最後まで続いた激しい優勝争い

11回戦に及ぶ熱戦の末、イタリアのOmbretta Tassinari(オンブレッタ・タッシナーリ)選手が標準点32点、競技点838点を記録し、見事優勝を果たした。

メダル争いは最終局までもつれ込んだ。
スイスのThibaut Arnold(ティボー・アルノー)選手は標準点30点に加え、大会最高となる競技点1071点を記録して準優勝。

一方、安定した戦いぶりを貫いたスウェーデンのKsenia Trishina(クセニア・トリシナ)も標準点30点を獲得し、第3位に入賞した。
上位5名は以下の通り。

順位 選手名 標準点
1位 オンブレッタ・タッシナーリ イタリア 32
2位 ティボー・アルノー スイス 30
3位 クセニア・トリシナ スウェーデン 30
4位 エスキル・ミデルボー デンマーク 28
5位 ビビ・チャン スウェーデン 27
個人戦上位3名:左から、Thibaut Arnold選手/Ombretta Tassinari選手/Ksenia Trishina選手

地元デンマーク勢ではエスキル・ミデルボーが最高順位を記録。大会期間を通じて上位争いを続け、惜しくもメダルには届かなかったものの、堂々の4位で大会を終えた。

地元・デンマーク勢で最上位・全体4位のEskild Middelboe選手

団体戦も大接戦

団体戦も最後まで予断を許さない展開となった。
各チームは4名で構成され、全11回戦の個人成績を合算して団体順位を決定する方式が採用された。優勝チームには個人戦メダリスト2名が所属していた。

優勝したのは「Lone Rangers」チーム。ティボー・アルノー選手(スイス)、クセニア・トリシナ選手(スウェーデン)、ヘンリク・レス選手(デンマーク)、バーナード・アン選手(シンガポール)の4名で構成されるチームである。

優勝の「Lone Rangers」チーム

準優勝は「The Pungtastic Four」チーム。オリバー・ヘルシャー選手(ドイツ)、カタジナ・ハベルスカ選手(ポーランド)、ヴァシレ・ゲルマン選手(フランス)、ミハウ・ウェンピク選手(ポーランド)が所属し、最終日に6位から2位まで順位を押し上げた。

準優勝の「The Pungtastic Four」チーム

3位には「Wu Tong Clan」チームが入賞。エスキル・ミデルボー選手(デンマーク)、シモン・ユアン選手(スイス)、ジャック・メイン選手(オランダ)、リリー・リー選手(スウェーデン)で構成されるチームで、最終日に7位から表彰台圏内へと躍進した。

3位の「Wu Tong Clan」チーム

国際色豊かな参加者が集結

今大会にはスウェーデン、デンマーク、フランス、イタリア、オランダ、シンガポール、スイス、ポーランド、ドイツ、ロシアの10か国から選手が参加した。

最大規模の代表団を送り込んだのはスウェーデンで22名。続いてデンマークが8名、フランスが7名となった。
こうした多彩な顔ぶれは、競技麻将がヨーロッパのみならず、より広い地域で着実に発展を続けていることを示している。

団体戦上位3チームの皆さん

大会審判を務めたJeppe Stig Nielsen(イェッペ・スティグ・ニールセン)氏とSebastian Lavallée(セバスチャン・ラヴァレ)氏によれば、記録ペンの交換や点数確認を除けば大会中のトラブルはごくわずかで、裁定が必要となる場面もほとんどなかったという。

デンマーク選手権の伝統は今年も健在

長時間対局、高い競技レベル、そして国際色豊かな大会というデンマーク選手権の伝統は、今年も十分に受け継がれた。
2026年大会は、デンマーク麻雀界の実力と魅力を改めて示す場となった。コペンハーゲンは再び国際大会開催地としての優れた運営能力を証明し、経験豊富な欧州トップ選手を引きつけるとともに、地元選手にとっても強豪と対戦できる貴重な機会を提供した。

本大会のMERS係数は4.5。参加選手の国際性も極めて高く、ヨーロッパ麻将連盟(EMA)の大会体系におけるデンマークの重要な位置づけをさらに強固なものとした。

多くの参加者にとって、この週末の価値は順位やトロフィーだけではなかった。
大会では、長い夜にわたる交流、国境を越えた友情、そしてヨーロッパ麻雀界を支える共通の情熱など、麻雀が持つ社交的な魅力も存分に発揮された。

2026年シーズンが進む中で、コペンハーゲンでの結果はEMAランキングや今後の欧州主要大会の勢力図にも少なからぬ影響を与えることになりそうだ。

2027年もコペンハーゲンでは、昇天祭の連休に合わせて3日間・全11局の国際麻将(MCR)大会が開催される予定であり、世界各国からの参加者を歓迎している。

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