第9回「九種で国士無双を狙うべき?他の途中流局についても解説!」

第9回「九種で国士無双を狙うべき?他の途中流局についても解説!」

こんばんは、ヨーテルです。
今回は「途中流局させるべき?」というテーマでお話していきたいと思います。

「天鳳」や「雀魂」などのネット麻雀には【途中流局】というルールが採用されています。
・九種九牌(きゅうしゅきゅうはい)
・四風連打(スーフーれんだ)
・四家立直(スーチャリーチ)
・四槓散了(スーカンサンラ=スーカンながれ)

の4つです。
これらの流局では、自分が流局させるべきか選べる局面というのが出てきます。

九種九牌は言うまでもないですが、他の3つも、例えば四風連打なら自分が北家で4枚目の字牌を合わせて打ち流局させるか、など流局させるか流さないか選べることがありますね。

今回はそのような途中流局が選べるときに、どのような手なら流局させるべきで、どのような手なら流局させずに続行させるべきなのか、ということについて解説していきます。

「九種九牌」を考える

まず、一番多く見るであろう途中流局、九種九牌です。

皆さん、九種九牌が来たとき、どうしてますか?
もちろん流局させることもできますが、やっぱり国士無双を狙いたい、という人もいると思います。

ただ実戦的な損得の話だけ言ってしまうと、九種九牌で国士無双に向かうのは結構損な選択になってしまいます。

国士無双の何がきついかって、やはり有効牌が少ないことだと思います。
国士無双には計13種類の么九牌(ヤオチューパイ=1・9・字牌のこと)が必要になるんですが、手牌が九種九牌だとしたらあと4種類足りません。

テンパイしてしまえばロンアガリが期待できるんでいいですが、テンパイするまでの残り3種類は自分で引いてこなくてはいけません。

この国士のテンパイなんですが、たいてい流局間際の最後の最後でテンパイしたところでほぼアガれないのであんまり意味はないですよね。
そもそもそこまで巡目が経ってしまうと相手のリーチや仕掛けが入っていることが多くてそもそも押せない、などという感じになって厳しいので、アガるためには甘く見積もっても大体12巡目くらいまでにはテンパイしておきたいところです。

では12巡目までにテンパイするのってどれくらい難しいの?という話なんですが、第1ツモで九種九牌だった手牌が12巡目までにテンパイする確率は約8%強になるそうです。
麻雀で比較的気楽に打てる12巡目までに、配牌で九種九牌から同じように国士を狙ったとしても10回に1回もテンパイしないんですよね。
ちなみに18巡目までツモれば20%くらいはテンパイするそうです。

「10回に1回」と聞くと、〈おお、まあまあテンパイしてくれるじゃないか!〉と思った方もいるかもしれません。
なにせ、九種九牌という相当バラバラの配牌が10回に1回も12巡目までに役満テンパイしてくれるんです。

ただ残念ながら、10回に1回程度の割合では九種九牌をやるには全く見合いません。
なぜなら、国士無双を狙うとかなりの隙が生まれるからです。

皆さん、国士無双を狙う時、こんな考えで狙ってはいないでしょうか。

「とりあえずダメ元で国士狙ってみて、進まなかったら降りればいいや~」
みたいな考え。よくあると思うんですが、僕に言わせればこの考えはちょっとお気楽すぎです。

ただこの考え自体は、方向性としては間違っていません。
国士を狙ってみて、ダメなら溜めた字牌で降りる。

ただ問題は、それが本当に実現できるかというところにあります。

これは相手の目線に立つとわかるのですが、もし国士を狙ってる人がいたとしたら、相手はどういう行動をとってくるでしょうか。僕なら、以下の2点を行動の軸に加えます。

1つ目は、上家が国士を狙っているなら喰いタンの仕掛けを増やす
当然、上家からはドラだろうと赤だろうと何でも出てくるので、当然仕掛けて利用させてもらいますよね。

2つ目は、リーチかダマテンか微妙な手で、待ちがタンヤオ牌でテンパイしたとしたら、ダマテンにして国士狙いの人からの出アガりを狙う、です。
よくありがちなのがこちらのタンヤオドラドラみたいな5200点のテンパイですね。

リーチとダマテン、両方ありそうな手牌の代表例なんですが、国士狙いの人がいたらいくらでも拾えるんで判断は相当ダマテンに傾きます。

となると、国士を狙ってる側には何が起こるかというと降りるタイミングが見極めづらくなります。
リーチをしている相手には降りれるかもしれませんが、鳴いている相手やダマテンなどに危険牌をたくさん切ってしまうような状況が時々起こります。

なので、国士狙いというのは実は全然守備に適していなくて、結構放銃してしまうというリスクの高い行動になってしまうわけです。

それを国士のアガり1発で返そうっていうんですから、九種九牌くらいではやはり厳しくなります。
最低でも10種あれば国士無双の2シャンテンなので、早い巡目のテンパイも期待出来ます。

ですが9種はかなりムリゲーです。夢を見たい気持ちもありますが、点数が相当ビハインドしてるとかでもない限り、素直に流局とするのがお勧めです。

「四風連打」を考える

四風連打は自分が北家の時に選択権が生まれます
東家、南家、西家が同じ風牌を切って、自分が4枚目を持っていて、それを切れば流局、切らなければ続行という感じになるんですが、ここでは果たして自分がどれくらいの配牌なら続行すべきなのかという基準を作りたいと思います。

まず結論から言うと、ざっくりとした基準なんですが「字牌以外のドラが1枚以上」ある「4シャンテンより良ければ」流局せず続行していいかなと思います。ですので結構続行していいと思ってます。

まず配牌には〈平均シャンテン数〉というのがあって、これが大体【3.57】になります。ですので3シャンテンは平均よりいいですし、4シャンテンなら平均より悪いということになりますね。

では平均より悪い4シャンテンは厳しいのではないか?となるんですが、四風連打が選べる今の場合は平均より若干悪い程度の配牌でも実は勝負できます。

それはなぜかというと、西家の配牌が悪いことが確定しているからです。

これは西家の立場に立ってもらったらわかると思うんですが、もしこの西家の配牌が良かったとしたら、字牌を合わせて切ったりはしないはずですよね。なぜなら、もし北家が4枚目を合わせて四風連打の流局になってしまったらせっかくの良い配牌が流れてしまいます。

もちろん、かなりのレアケースとして本当にこの字牌以外切る牌がないような【超・好配牌】の可能性もなくはないですが、やっぱりそれよりかは流局になっても全然構わない悪い配牌のことが多いのではないかと思います。

というわけで、西家の手牌が悪い以上、こちらの配牌が若干悪かったとしても戦えるということになります。

ただし、それでもこういった配牌は流局にしてしまうことをお勧めします。

上図……「ドラが1枚もない3シャンテン」もしくは「愚形2シャンテン
下図……「ドラ1の4シャンテンだが愚形が多すぎる

ドラが1枚もない上の図のような手だと最終形がリーチのみになってしまい、打点的魅力が全くないので、これは流局でいいかなと思います。
下の手は赤が1枚ありますが、カンチャンペンチャンばかりでちょっとテンパイしなさそうです。これでも一応4シャンテンなんですけれど、ちょっと厳しいのでこれも流局でよいでしょう。

続けていい4シャンテンの手の例としてはこのくらいの手ですかね。

リャンメンもあり、ドラも1枚ある4シャンテン。このくらいなら西家の手が悪いという情報を加味すれば続行してもよさそうです。

四家立直

四家立直は他の3人がリーチしていて、自分がメンゼンでテンパイした場合にリーチし流局させるかを選べるというものです。

ではまずここで、自分以外の3人がリーチしている状況下で自分はリーチせず、この局を続けたパターンを選んだ場合の結末というのを確認しておきましょう。これが主に3つあります。

1つ目は自分のアガり。
2つ目は横移動。
3つ目はツモられ。

です。わかりやすいようにこれを上から勝ち、引き分け、負け、とここでは呼びます。

四家立直というのは流局なので、強制的に引き分けでこの局を終わらせる行為です。
ただ、3人リーチがかかっている状況というのは、流局させなかったところであんまり負けません。結構引き分けで終わってくれます。
ツモ切りが3人いる状態なので、ツモられる確率は単純に3分の1。なので何もしなくても3分の2は横移動です。
1人ノーテンの流局なども負けに含めると、もう少し負けの確率は上がるかもしれませんが、まあそれでも半分以上は引き分けると思ってもらっていいでしょう。

とするなら、多少なりとも自分のアガり(勝ち)の見込める手は無理やり引き分けにしなくてもよい、ということが言えると思います。
なぜなら、降りたところで結構引き分けるんですから、自身のアガリの可能性がある手なら勝ちの可能性を潰してまで引き分けを確定させるメリットはあんまりないのではないかなと思います。

なので代表的な例としてはこういう平和のみのテンパイ。

は安全牌だとして、リーチをかけ流局させることもできるんですが、アガれば1000点のアガリに供託3本がついて4000点の収入になります。

しかも、1回を切ってしまえば、次の自分のツモ番までに3回もロンアガリの抽選を受けられるんで、結構ぽろっとアガれるんですよ。ですので、これを流局させてしまうのは非常にもったいないかなと思います。

ただダマにすると、この後危険牌を持ってきたらどうするのか?という悩みが生まれることがあります。

でもこれもカンタンで、通りそうな牌なら切ればいいし、キツイ牌なら降りればいい、というシンプルな判断をすればいいです。
勝ちこそなくなってしまいますが、先ほどの通り、降りても結構引き分けてくれるので、降りることによるマイナスをあまり過剰に気にする必要はありません。

以上、四家立直についてまとめると、役あり良形の場合はダマで続行!、キツイ牌持ってきたら降り。
また、下図のような役なし、もしくは役ありだけど待ちが非常に悪い場合。これはちょっと勝ちの可能性が薄すぎるので、流局させて問題ないかなと思います。

特に役なしの場合はダマテンだとツモでしかアガれないので、役なしの場合は鉄板でリーチをかけ流局させましょう。

四槓散了

そして最後に四槓散了についてお話したいと思うんですが…
結論、アガれそうな高い手なら続行させて、安かったりアガれなさそうなら流してください。勝負手ならやりましょう、そうじゃないなら流しましょうっていうそれだけです。

というのも、四槓散了の流局判断なんて僕は人生で一度も遭遇したことないですし、これからも10年に1回とかしか遭遇しなさそうなくらい貴重な機会なのでこの辺は適当でいいです。みなさんも、多分遭遇しないと思います。もし四槓散了でなんか面白いエピソードあるよって人がいたら教えて下さい。ちょっと興味あるんで僕が面白がって読みます。

というわけで今回は途中流局をさせるべきかについてお話しました。
途中流局自体ちょっとレアですが、途中流局がありのルールで麻雀遊んでいて九種九牌とかは不意に出てくることもあるので覚えておいていいのかなと思います。

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