第1回「強くなるということ」|エースの斬り口 目指せ頂点へ

麻雀界を読んでいる皆さん、はじめまして。RMU所属の谷井茂文と申します。

戦術論を僕に書いてほしいと編集部からオファーが来て、今パソコンに向かっている最中ですが、皆さんのご期待に添えるか不安で仕方ないというのが正直な気持ちです。
もちろん、僕が持っている知識や考え方を全てこのコーナーで紹介していきますので、皆さんに僕の連載を読むのが楽しみと言って頂けるように精一杯頑張りたいと思います。

今回は第1回ということで、自己紹介がてら僕のことを話し、少しでも『谷井茂文』に興味を持ってもらえたら幸いです。

師匠・古久根英孝プロとの出会い

僕がまだアマチュアの頃、当時最高位戦日本プロ麻雀協会にいてトッププロとして有名だった古久根英孝プロ(ノンラス打法と呼ばれた打ち筋で最高位を3期獲得)が開催していた私塾『古久根塾』の門を叩きました。
そこで古久根プロの麻雀に接するうちに、その圧倒的強さと論理的な麻雀に憧れを抱くようになり、その背中を追いかけるために最高位戦に入会したのがプロになったきっかけでした。

入会して2年経った時にRMUが創設され、古久根プロが移籍すると同時に、RMUに移籍しました。
古久根塾に参加して以来、ずっと教えてきていただいているので、自身の麻雀の9割以上は古久根プロからの指導で形成されているといっても過言ではありません。

自分を知り、改善に努める

ここだけの話ですが、僕は全くと言っていいほど麻雀の才能に恵まれていないような気がしています。
しかし、それを分かっているからこそ、他人より勉強をしようとかなり強く意識しています。

自分のことを強いと言っている人で、本当に強い人をあまり見たことがありません。
RMU代表の多井隆晴プロくらいのものです(笑)。

強い人ほどあくなき向上心故に、自分のことを過大評価しないのではないでしょうか。
何が大きく結果に差を生じさせるのか?
才能に関しては自信がないですが、実績・実力を兼ね備えたプロ達とそれなりに戦うことができるようになってきました。
古久根プロに教わったことで、周りの多くの選手より優れていると思えるようになった点があるからです。
それは、

『フォーム』
『牌理』
『手牌のバランス』
『場況読み』
の4点であり、それが結果を出すためにとても重要なファクターであると考えています。

その例として以下の牌姿を挙げたいと思います。

(東3局 南家 5巡目)


これは先日行われたRMUリーグ第3節の実戦譜です。

この牌姿では『フォーム』と『場況読み』をミックスして打牌選択をし、僕の選択は打でした。

役ありテンパイで巡目が早く、テンパイを取る人がほとんどでリーチをする人もいるのではないでしょうか?

ですが、僕の基本フォームは4面子1雀頭を門前でツモアガるというもので、ツモアガリの確率を上げるために愚形テンパイで安易にリーチはしませんし、テンパイを取らないことも多々あります。

次回は、この時に具体的にどのような思考だったかを解説したいと思います。お楽しみに!!

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第6回 序盤の字牌の切り出しについて|エースの斬り口 目指せ頂点へ

(このコラムは2015年11月号に連載されたものです) 一昔前は、序盤から役牌を切って他家に鳴かせるのは罪といった考え方が主流でした。僕がプロを目指して勉強していた15年前くらいも、そんな考え方の打ち手が周りの多数を占めていました。 当時、最高位戦Aリーグによく観戦に行っていましたが、やはり役牌を簡単に打ち出さない選手が多かったですね。 では今はどうでしょうか? 今は、中堅から若手にかけて序盤から字牌を打ち出す選手が多数を占めています。 考え方としては、自分にさほど必要のない役牌は相手が重なる前に先に切るという考え方です。字牌の持ち方や切り方にも個性があって、トップクラスの選手でも少しずつ違いがあります。 僕が2008年から参加し、最高位戦Aリーグの坂本大志選手が主催する私設リーグ『ばかんすリーグ』の牌譜からいくつか紹介してみます。 村上淳プロへの考察 大した手ではありませんが第1打に、2巡目ツモで打としています。はほぼ必要はありませんが積極的に役牌を切っていますね。 村上プロは、持っている字牌が手牌に必要ない時は徹底して役牌から切り出します。逆に、自分が染め手や

By 麻雀界編集部

第6回「ラス目での立ち回り方」|最強の思考 ネット麻雀攻略法

(このコラムは2015年11月号に連載されたものです) 逆転の糸口を こんにちは、ASAPINです。 ここのところ、日本プロ麻雀連盟さん主催のインターネット麻雀選手権で2位になったり、声優であり最強戦のMCなども務める小山剛志さんの誕生日麻雀大会・通称「小山杯」 で優勝したり、天鳳名人戦もそこそこの位置につけていたりと、私個人の麻雀の調子はなかなかです。 麻雀は過程が大事だと思いますが、結果が悪いとこういった戦術論も自信を持って書けなくなったりするので、記事を読んでくださる方へしっかりとした戦術をお伝えできるように結果も出し続けていきたいですね! さて、今回のテーマは「ラス目での立ち回り」です。 麻雀はどれだけ丁寧に打っても時にはラスになるもの。 不幸なラス目になった時にも、ヤケにならずに冷静に逆転の糸口を見つけられるのが強い打ち手です。 天鳳ルールにおいて、ラスに立たされた者はどう打ち回すべきでしょうか。 色々な戦略が考えられますが、私が特に大切だと考えているのは、リーチや高く見える仕掛けを多用し、プレッシャーをかけていくことです。 これは平場での親の打ち回しに似ています

By 麻雀界編集部
渋川難波プロ、最高位戦日本プロ麻雀協会への移籍を発表

渋川難波プロ、最高位戦日本プロ麻雀協会への移籍を発表

現在Mリーグ・KADOKAWAサクラナイツにも所属の渋川難波プロが、1月14日付けで日本プロ麻雀協会から最高位戦日本プロ麻雀協会へ移籍することを両団体ならびに本人が発表した。 渋川プロは第11期雀竜位、第15回日本オープン優勝、第20期雀王などのタイトルを所持し、2021年に獲得した雀王のタイトルで協会グランドスラム(プロ協会メインタイトルの全制覇)を達成。2022-23シーズンよりMリーグ「KADOKAWAサクラナイツ」より指名されMリーガーになると、Mトーナメント2023でも優勝を果たす。 渋川プロは最高位戦移籍後、リーグ戦はA2リーグへの編入が発表されている。最高位獲得の日も遠くない。 なおこのあとお昼の12時30分より本人のYoutubeチャンネルにて今回の移籍についてのライブ配信がある模様となっている。

By 麻雀界編集部
【Mリーグ1/13】初年度の栄冠再び――ドリブンズデイリーダブル!

【Mリーグ1/13】初年度の栄冠再び――ドリブンズデイリーダブル!

1月13日(火)のMリーグは、ドリブンズ・パイレーツ・サクラナイツ・BEAST Ⅹが対戦した。 第1試合結果 1着[赤坂ドリブンズ]園田賢 +77.0 2着[BEAST Ⅹ]中田花奈 +5.0 3着[KADOKAWAサクラナイツ]阿久津翔太 ▲22.8 4着[U-NEXT Pirates]瑞原明奈 ▲59.2 東1局、親番の阿久津が満貫をアガりスタートダッシュを切るも、東2局、園田が跳満ツモで阿久津をかわす。東3局は負けじと阿久津が園田より満貫をアガるも、東4局に園田が再び跳満をツモり、園田と阿久津のシーソーゲームで東場が終わる。 しかし南2局、園田がライバルの阿久津から跳満を直撃し大きく差を広げるとそのままオーラスまで逃げ切り、ドリブンズに2026年初勝利をもたらした。 第2試合結果 1着[赤坂ドリブンズ]渡辺太 +88.3 2着[U-NEXT Pirates]鈴木優

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