最強を求む雀士たち「市井悠太プロ」

最強を求む雀士たち「市井悠太プロ」

――今回は麻雀プロとして2人目の三人麻雀での魂天になられた市井プロに、麻雀を始めてからこれまでの経緯について、また、事務局の仕事についてもお話聞かせていただければと思います。よろしくお願いいたします。
まずは、麻雀を始められたきっかけについてお伺いしてもよろしいでしょうか。

麻雀は昔から父親がファミコンのゲームをやっていたのを見て存在は知っていました。実際にやり始めたのは中学3年生の時で、「麻雀をやると数字に強くなる」ということを聞いて、数学の成績アップのためにゲーセンのMJというアーケードゲームをやりながらルールなどを覚えるようになりました。その頃は今のようにオンライン対戦などがなかったので、友達と店内対戦をしていましたね。

――その後リアル麻雀にはどのように触れていったのでしょうか?

高校までMJをひたすらやっていたのですが、調理系の専門学校に行っているときにmixiで麻雀のオフ会を企画したりしてリアル麻雀もやるようになりました。

――なるほど、そういった経緯だったんですね。その後、プロ入りを目指した理由は…?

専門を卒業してから、ホテルで料理を作る仕事に就いたのですが、休みの日には頻繁にフリーを打ちに行くようになり、これだけ打つならここで働けばいいのではと思い、ホテルを辞めてその雀荘で働くようになりました。そこには協会プロの方が周りに多くいらっしゃって、自分も麻雀は続けていきたいという想いはあったので、プロを目指すようになりました。プロ入りした時は関西本部所属だったのですが、1,2年して東京の雀荘からお誘いを受け、上京することになりました。

――そうだったんですね。事務局へはいつ入られたのでしょうか?

Mリーグが開幕した年だったと思うので、2018年ですかね。ちょうど前任の方が辞めた時で後任を探していたようで、そのころ私はスリアロで働いていたのですが、事務局の仕事をやってみないかと誘われ、事務局へ入ることになりました。

――事務局の仕事には興味があったのでしょうか?

スリアロへ入った理由もそうなのですが、元々裏方の仕事が好きで、協会でも大会やリーグ戦の運営などを手伝う機会も多かったので、事務局員になるということも特に抵抗はなかったですね。

――事務局のお仕事というのはどういうことをされているんですか?

経理から始まり、他団体との連絡やリーグ戦の組み合わせや年間予定の作成、会員からの相談を受けたり営業的なことまで、まあ、挙げたらきりがないんですけどね(笑)

事務局としてのやりがい

――事務的な仕事はすべてやられているんですね。仕事のやりがいなどはどういったところで感じていらっしゃいますか?

元々、人の上に立ちたくない、2番手がいいという性格だったので、やはり事業や大会が成功したりすると嬉しいですね。後は、教室も3年くらいやっていて、自分が麻雀を教えて生徒さんが喜んでくれたりした時にやりがいを感じますね。

――なるほど。そんな中、ちょうど今年に入って雀魂の三人麻雀でプロ2人目の魂天になられたわけですが、雀魂を始めたきっかけは何だったのでしょうか

リリース当時から月1位で四麻をやっていたんですけど、元々大阪出身っていうこともあり三麻の方がテンポもいいし性に合ってたんですよね。途中から始めた三麻の方が成績も良くて、そのころは三麻の魂天はいなかったので、どうせやるなら一番上を目指してみようかと。

――確かに関西は三麻のイメージがありますね。魂天までの道のりはいかがでしたか?

魂天の2つ下のランク、雀豪2でだいぶ足踏みしましたね。その後、雀聖に上がってからは回数はこなしましたが、そこそこ順調でした。魂天昇段をかけた昇天戦はYouTubeで配信して、念願の魂天になることができました。

――魂天になって反響等はいかがでしょうか?

雀魂をずっと同じ時間帯にやっていたことで、その時間帯のユーザーさんに認知していただき、魂天になり、Xではそういった方々からもお祝いしていただけました。これをきっかけにYouTubeを本格的に始めようかなとも考えているのですが、元々あまり表に出て活躍するタイプじゃないので、今ちょうど悩んでいるところですね。

プロ・事務局として

――今がチャンスであるような気もしますが、難しいところですね。では、今後のプロ活動での目標についてはどのようにお考えですか?

どんなタイトルでもいいので初タイトルが欲しいですね。長期的な目標としては、知名度を上げて色々な人に実際に麻雀を教えて、その人たちに楽しんでもらうことです。

――知名度を上げることに関しては、今回の魂天到達はとても大きかったのではないでしょうか。では他に、雀魂での目標があれば教えてください。

三麻で日本1位ですかね。長い道のりになるとは思いますが、狙っていきたいと考えています。
あとは、せっかく事務局としての仕事をしているので、例えば自団体と雀魂でコラボの大会やイベントなどを企画してみたいですね。雀魂ユーザーは若い方が多いので、そういった方にプロの存在や活動を知ってもらうきっかけにもなると思います。

――それは面白い発想だと思います。ぜひ実現するのを期待しています!最後に、ファンの方に一言お願いいたします。

まずは、Mリーグの観る専門の方や、アプリだけやっている方には実際にリアルの麻雀に触れてもらいたいなあと思います。そして徐々にプロの活動とかにも目を向けて頂けたら嬉しいですね。麻雀は楽しまないと面白みがわからないゲームなので、人に優しくしながら楽しむことを第一に考えてやって欲しいと思います。
あと、僕の応援もよろしくお願いします!

――市井さん、本日はお忙しい中ありがとうございました!

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【Mリーグ11/25】フェニックスデイリーダブルで5位浮上!

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11月25日(火)のMリーグは、サクラナイツ・雷電・ABEMAS・フェニックスが対戦した。 第1試合結果 1着[セガサミーフェニックス]竹内元太 +55.7 2着[渋谷ABEMAS]日向藍子 +6.8 3着[TEAM RAIDEN/雷電]瀬戸熊直樹 ▲16.1 4着[KADOKAWAサクラナイツ]堀慎吾 ▲46.4 南3局で竹内が勝負手となる跳満をツモり、チームに追い風となるトップをもたらした。 第2試合結果 1着[セガサミーフェニックス]茅森早香 +85.0 2着[KADOKAWAサクラナイツ]岡田紗佳 +13.4 3着[TEAM RAIDEN/雷電]黒沢咲 ▲37.8

By 麻雀界編集部
【最高位戦日本プロ麻雀協会】新サービス『スポニティ麻雀』始動!特別企画の豪華景品が当たる順位予想大会を開催‼

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11月26日(水)、最高位戦日本プロ麻雀協会より、新サービス『スポニティ麻雀』を開始すると発表された。 スポニティ麻雀とは、最高位戦日本プロ麻雀協会が予想プラットフォームを手がけるスポニティと共同し開始する、A1リーグ・女流Aリーグの全試合を予想できる新企画。 最高位戦の公式対局を題材に「選手の着順」を予想して楽しめる参加型企画で、対局を見るだけでなく、「読む」「当てる」「競う」という新しい視点でプロ対局をより深く味わうことができる。 本格稼働は2026年を予定しているが、それに先駆けて特別企画を実施。 「第50期 最高位決定戦」 と 「第25期 女流最高位決定戦」 を対象とした予想大会が開催される。 豪華賞品も用意されており、参加は簡単で、無料で誰でもすぐ始めることが可能。 詳細はぜひ最高位戦日本プロ麻雀協会公式HPやスポニティ麻雀のページよりご確認ください。 新サービス『スポニティ麻雀』始動!最高位戦日本プロ麻雀協会は、予想プラットフォームを手がける スポニティ様 と共同し、A1リーグ・女流Aリーグの…最高位戦日本プロ麻雀協会TOP - スポニティ麻雀【最高位戦日本プロ

By 麻雀界編集部
【最高位戦日本プロ麻雀協会】第1期龍神位に輝いたのは塩澤彰大選手‼

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11月24日(月・祝)、最高位戦日本プロ麻雀協会の第1期MJ杯龍神戦決勝が13時より行われ、対局の模様がYouTube「最高位戦チャンネル」にて生配信された。 決勝の対局メンバーは内藤岳選手・諌山隆平選手・塩澤彰大選手・守屋大輝選手の4名。 MCは菅野真由、解説は竹内元太・鈴木優が務めた。 対局は諌山選手が2連勝で大きくリードするも、2連続3着だった梅澤選手が3・4回戦で連続トップを獲得。 諌山選手は連続3着で梅澤選手と順位点は変わらないも、素点の差で梅澤選手が15ポイントリードした状態で最終5回戦へ。 最終戦も梅澤選手がトップを獲得し3回戦から3連勝で見事優勝。 第1期龍神位を獲得した。 対局の模様はYouTube「最高位戦チャンネル」にてアーカイブ視聴が可能となっている。 気になる方は是非ご覧ください。

By 麻雀界編集部
【日本プロ麻雀協会】女流雀王決定戦進出メンバーが決定‼

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11月24日(月・祝)、日本プロ麻雀協会の女流リーグ最終節となる第8節の対局が行われ、A1リーグの模様が12時よりYouTube・ニコ生・OPENRECにて生配信された。 配信卓の対局メンバーは朱沢悠選手、御崎千結選手・大崎初音選手・眞崎雪菜選手の4名。 実況は宮崎和樹・岩崎啓悟、解説は北川ネネコが務めた。 全ての対局を終え、永世女流雀王・逢川恵夢 の待つ決定戦に駒を進めたのは、夏目ひかり選手・奥村知美選手・朱沢悠選手・望月夏選手の4名。 女流雀王決定戦1日目は、12月27日から計3日間で行われる。 日本プロ麻雀協会の公式XやHPからぜひ情報をご確認ください。 X:https://x.com/ClubNPM HP:https://npm2001.com/

By 麻雀界編集部